2026-07-27

ウエハリングのサイズはどう見る?外径・内径・厚みを解説

ウエハリングのサイズはどう見る?外径・内径・厚みを解説

ウエハリングのサイズはどう見る?外径・内径・厚みの確認ポイント

ウエハリングには、「6インチ用」「8インチ用」「12インチ用」といった表記があります。

このインチ表記は、一般的に対応するウェーハ径を示すもので、ウエハリング自体の外径ではありません。

たとえば8インチウェーハの直径は約200mmですが、対応するウエハリングの外径は、それより大きくなります。そのため、「8インチ用」という情報だけでは、必要なフレームを特定できないことがあります。

既存品の置き換えや特注品を検討するときは、最大外径、内径、厚み、外周形状を図面上で照合することが大切です。

インチ表記だけではサイズを判断できない

同じウェーハ径向けでも、ウエハリングの寸法がすべて同じとは限りません。

たとえば同じ6インチ用でも、使用する装置やフレーム規格によって、外径や内径が異なる製品があります。

寸法が変わる主な理由は次のとおりです。

  • 使用するマウンターやダイシング装置が異なる
  • ダイシングテープの貼付範囲が異なる
  • 搬送カセットの仕様が異なる
  • 標準品と特注品で外周形状が異なる

そのため、問い合わせ時には「8インチ用」といった呼び方だけでなく、図面や主要寸法も伝えたほうが確実です。

サイズ表で見る4つの寸法

1. 最大外径

最大外径は、ウエハリングの外周で最も大きい部分の寸法です。

装置のガイド、ウェーハマウンター、搬送カセット、収納ケースとの組み合わせに関係します。

数ミリの違いでも、装置ガイドやカセットとの干渉につながる場合があります。

円形に見えるフレームでも、フラット部や切り欠きが設けられていることがあるため、測定位置を図面上で確認してください。

2. 最小寸法・外周形状

製品仕様表には、「最大外径」とあわせて「最小寸法」が記載される場合があります。

これは、円形ではない外周形状や、フラット部を含む寸法を確認するために使われる項目です。

ただし、測定位置や表記方法は製品によって異なります。「最小寸法」という名称だけで判断せず、メーカーの図面を参照してください。

図面では、次の部分も照合します。

  • フラット部の幅
  • 切り欠きの形状と位置
  • 外周形状
  • 位置決め穴
  • 突起の有無

最大外径が同じでも、外周形状が装置仕様と異なれば、そのまま置き換えられないことがあります。

3. 内径

内径は、ウエハリング中央の開口部の寸法です。

対応するウェーハ径だけでなく、ダイシングテープの貼付幅や、ウェーハ周囲に設ける余白にも関係します。

内径を確認するときは、次の条件と照らし合わせます。

  • ウェーハ径
  • ダイシングテープの外径
  • テープの貼付位置
  • ウェーハ周囲の余白
  • マウンターの対応範囲

内径が変わると、テープの貼付幅やウェーハの配置条件も変わります。内径だけを単独で決めず、テープと装置の仕様をあわせて確認してください。

4. 厚み

厚みは見落とされやすい寸法ですが、装置や搬送カセットとの組み合わせに関わります。

同じ外径と内径でも、メーカーや製品によって厚みが異なる場合があります。厚みが変わると、次の部分に影響する可能性があります。

  • 装置内での保持位置
  • クランプ状態
  • 搬送カセットの段間隔
  • 出し入れ時のクリアランス

また、厚みを変更する場合は、必要な剛性や平坦度を確保できるかも別途検討します。

YJ COREVIAのウエハリングは、厚み1.2mmを基本仕様としています 外径、内径、切り欠き、位置決め形状などは、使用する装置や工程条件に合わせてカスタマイズできます。

既存品を置き換える場合は、外径や内径だけでなく、現在使用しているフレームの厚みが1.2mm仕様に対応するか、装置や搬送カセットの条件と照合してください。

サイズ表で見る4つの寸法

同じウェーハ径でも寸法が異なる理由

同じ8インチウェーハ向けでも、すべてのウエハリングが同じ寸法になるわけではありません。

装置側の保持方法、テープの貼付範囲、搬送カセットの内部寸法、位置決め形状などが異なるためです。

特に注意したいのが、ダイシング装置には入っても、搬送カセットに収納できないケースです。

ウエハリングは前後工程を移動するため、次の組み合わせまで確認します。

  • ウェーハマウンター
  • ダイシング装置
  • 搬送カセット
  • 収納ケース

装置名称だけで判断せず、対応フレームの図面や型式を照合してください。

図面で確認したい寸法

ウエハリングのサイズを確認するときは、少なくとも次の項目を図面上で確認します。

  1. 対応するウェーハ径
  2. 最大外径
  3. 最小寸法
  4. 内径
  5. 厚み
  6. フラット部の幅
  7. 切り欠きの形状と位置
  8. 位置決め穴の寸法と位置

すべてのウエハリングに、最小寸法や位置決め穴があるわけではありません。製品形状に応じて必要な寸法を照合します。

既存品を置き換える場合は、図面に加えて現物サンプルがあると、外周形状や細かな位置関係を比較しやすくなります。

YJ COREVIAのカスタムウエハリング対応

YJ COREVIAでは、厚み1.2mmのウエハリングを提供しています。

外径、内径、フラット部、切り欠き、位置決め穴などは、使用する装置、ダイシングテープ、搬送カセットに合わせてカスタマイズできます。

既存品の置き換えや特注仕様を検討している場合は、次の情報をご提供ください。

  • 既存品の図面または主要寸法
  • 対応するウェーハ径
  • 使用装置のメーカーと型式
  • ダイシングテープの仕様
  • 搬送カセットの情報
  • 既存品の写真または現物サンプル

製品名やインチ表記だけで判断せず、実際の寸法と使用環境を照合したうえで仕様を検討します。

まとめ

ウエハリングの「6インチ用」「8インチ用」「12インチ用」という表記は、基本的に対応するウェーハ径を示すもので、フレーム自体の外径ではありません。

サイズを判断するときは、次の項目を確認します。

  • 最大外径
  • 最小寸法
  • 内径
  • 厚み
  • フラット部
  • 切り欠きや位置決め形状

同じウェーハ径向けでも、使用装置や搬送カセットによって必要な寸法は異なります。

既存品を置き換える場合は、インチ表記だけで判断せず、図面や現物サンプルを基準に照合してください。

ウエハリングのサイズ確認、既存品の置き換え、特注寸法については、YJ COREVIAまでお問い合わせください

FAQ

1. 8インチ用ウエハリングの外径は8インチですか?

いいえ。8インチは一般的に対応するウェーハ径を示します。ウエハリング自体の外径は、それより大きくなります。

2. 同じ8インチ用なら置き換えられますか?

必ずしも置き換えられるとは限りません。最大外径、内径、厚み、外周形状、使用装置を照合してください。

3. 最大外径と最小寸法の違いは何ですか?

最大外径は、フレーム外周の最も大きい部分の寸法です。最小寸法は外周の短い方向などを示す場合がありますが、定義や測定位置は製品によって異なるため、メーカー図面で確認してください。

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